2020/10/29
コラム
健康のため、またはダイエットのために一念発起して筋トレを始めたとします。
しかし、残念ながら途中で挫折をしてしまったり、または目標に達したので筋トレをやめてしまう場合があります。
さて、この筋トレをやめることで、私たちの身体にはどのような変化があらわれてくるのでしょうか?
まず、思い浮かぶのはダイエットをした場合そこには『リバウンド』の危機というものがあります。
というのも、リバウンドに欠かすことができない条件が筋トレをやめることでそろってしまうからです。
まず、筋トレをやめることで、筋肉は萎んでしまいます。筋肉は負荷をかけていることで、維持できたり、大きくなったりするのですが、負荷がかからなくなると、筋肉は不必要になってしまい小さくなります。
あとは、筋トレをしなくなったことによる食事への意識の低下によるものです。これが最も大きな要因となります。
筋トレをやめて筋肉が萎んだことによる代謝の低下と食事の不摂生によるダブルパンチが『リバウンド』を呼び起こします。
しかし、衰えた筋肉を元に戻すのはそう難しいことではありません。
仮に筋トレを3年間続けて筋肉をつけていったとして、長期間休んだ場合、筋肉を全盛期の状態に戻すのにまた3年間の筋トレが必要かというと、そんなことはありません。
長期間の休み明け筋トレを開始するとまるで筋肉があったときの状態を記憶しているかのように、急激に筋肉が戻る現象があります。
これがマッスルメモリーと呼ばれるものです。
例えるなら、何日もかけて一度自転車に乗る事を覚えた人が、久しぶりに自転車にのったときに、最初はバランスを崩したりするかもしれませんが、すぐに乗れるようになります。
あの練習の日々が嘘だったかのようにです。
それと同じような現象が筋肉にも起こるのです。
やむをえず筋トレが出来ない期間ができてしまうのは仕方のないことです。
筋トレを休んでしまったとき、以上の事を踏まえて気持ちを切り替えることが大切になります。