2019/02/01
コラム
最近よく、TVや雑誌で『糖質制限ダイエット』という言葉が、頻繁に使われ一度は聞いたことがあると思います。
現在では、食事改善方法の一つとしてよく使われるようになりました。
聞いたことはあるけど、どんな方法かいまいちわかっていないという方もたくさんいらっしゃると思います。
よく聞かれることの1つとして、糖質と炭水化物は違うの?というご質問が多々受ける事があります。
そこで、今回はそんなちょっとした栄養学をご説明させていただきたいと思います。
同じように使われている事が多い2つの言葉ですが、実ははっきりとした違いがあるのです。
まず、糖質はブドウ糖などの単糖類・二糖類・でんぷんなどの、多糖類を総称したものをいいます。
糖質と聞くと砂糖のような甘いものを想像しがちですが、穀物や芋類に多く含まれるでんぷんなども糖質と呼ばれます。
それでは炭水化物ですが、炭水化物と呼ぶものにはこの糖質にある栄養素を含めたものをいうのです。
そのある栄養素というのが食物繊維です。
糖質に+食物繊維を加えたものを総称して炭水化物と呼ぶのです。
おおまかには同じような言葉ですが、食物繊維の有無で呼び方が変わるという事です。
食物繊維は糖の吸収を遅らせダイエットにはとても効果的な栄養素の1つです。
糖の吸収速度をあらわすものでGI値というものがあり、このGI値には食物繊維が大きく関係するのです。
(GI値については次回改めてご紹介させていただきます。)
そんな、効果的な食物繊維はダイエットには取り入れて欲しいものの1つになるため
『炭水化物制限ダイエット』と言うよりは、『糖質制限ダイエット』という方が適切かと思います。
糖質制限は、ダイエットには効果的な食事法の一つです。
ただ、少しの知識でやみくもにおこなっても無理なダイエットになってしまい、逆効果になってしまいます。
確実に効果を出すためにも、正しい知識と無理のない食改善を行っていくのが一番の近道かと思えます。
今回のような知識も知っていると、身体作りにはプラスになることもあります。
正しい知識を持って、無理なく楽しく食改善をやっていきましょう。
そんな情報を配信していきたいと思います。